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2019 07/23

広島・復調の兆しを見せた『つなぎの打線』



一つの引き分けを挟んでの11連敗。先の見えないトンネルの真っ只中にいたカープが、ついに暗闇を抜け出した。6月25日の楽天戦以来、20日ぶりとなる白星。3連戦のカード初戦に至っては、実に11カードぶりとなる勝利だった。

原因ははっきりしていた。5月の真逆ともいえる深刻な打撃不振。打線の組み替えや選手の入れ替えで打開を図ったものの、機能したとは言えない結果が続いた。勝負の後半戦を戦う上で、打撃陣の復調は最重要課題となる。そこで首脳陣は球宴明けのタイミングに合わせ、バティスタと小園海斗の再昇格を発表した。

『守りの野球』を掲げる緒方孝市監督だが、これだけ3点以下の試合が続くと守備力だけを重視することはできない。後半戦再開のDeNA戦(7月15日)では中堅に西川、左翼に松山、一塁にバティスタを配置。打線の組み替えは賭けでもあったが、周囲の心配をよそに初回から新オーダーが機能した。1番に座った西川がヒットで攻撃の口火を切ると、3番・バティスタの四球を挟み4連打。誰もが待ちわびていた打線のつながりが、そこにはあった。

「とにかくどこかで試合に出たいということを優先に考えてきていました。それはシーズンに入ってからも今も、3番を打とうが5番を打とうが変わらないです」

打線に火を点けた西川にとって打順は、それほど重要ではないという。一方で6月19日以来となる3番に座ったバティスタは5月好調時には「相手投手からすれば、鈴木選手が控えているので自分をなるべく出塁させたくないはず。しっかり甘い球を狙っていました」というイメージで打席に臨んでいた。昨日は1安打2四球を記録するなど、復調の兆しを感じさせた。

5番に座った松山も、つねに『後ろにつなぐこと』を意識して打席に立っている。3番、5番が機能すれば4番・鈴木誠也の存在も際立つ。不安要素がすべて解消されたわけではないが、後半戦の初戦で打線のつながりが見えたのは大きな光明。不調のチームにとって白星は最高の良薬となる。確かに4連覇への道は数字的には厳しい状況だが、連敗ストップをきっかけに一丸となって首位・巨人を猛追していく。

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