2019
09/09
月

足が速くて肩も強くて守備は抜群。赤松はまさにカープ野球にうってつけの選手だった。彼の守備にどれだけ投手は助けられたことか。加えて細身の体ながら打撃もパンチ力があった。以前、彼に「足を生かすために、もっとたたきつける打撃をしたらどうか」と提案したことがあったが、大きな当たりにも魅力を感じていたのだろう、あまり打撃スタイルは変わらなかったね。明るい性格でチームメートからも慕われていた。
大変な病気を経験しながら、2軍の試合に出られるまでになった陰には大変な努力があったと思うし、何よりも「もう一度、野球をするんだ」という強い意志があったからこそここまで頑張ることができた。若い選手は彼の姿を見て、改めて野球ができる有り難さを感じただろうし、全国でがんと戦う人たちにも勇気を与えた。
願わくば、赤松、そして同じく引退を発表した永川には最後にもう一度、1軍の打席、マウンドに立たせてあげたい。チームに大きな貢献をしてくれた2人だからこそ、大勢のファンの前でラストゲームを迎えてほしい。
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