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2021 06/18

広島・広島の敏腕スカウトが説く新人の成功法則 森下、栗林に次ぐ今秋ドラフト注目株は?


引用元

 2019年ドラフトでは森下暢仁投手(明治大)を一本釣りし、初年度から2ケタ10勝の末、新人王受賞。2020年ドラフトでは栗林良吏投手(トヨタ自動車)を一本釣りし、守護神として開幕から22試合連続無失点の球団新記録を達成するなど、ここまで防御率0.37、12セーブと大活躍。森下とともに東京五輪の日本代表「侍ジャパン」にルーキーとして唯一選出された。
 そんな見事なスカウティングが続く広島東洋カープの苑田聡彦スカウト統括部長に、今年、新人王争いをする選手たちの印象を聞いた。また、苑田スカウトが考える新人選手の成功法則、さらに、今秋ドラフトの現時点での注目株についても明かしてくれた。

方針通りのドラフト補強ができている

――見事なスカウティングが続いています。敏腕スカウトの目が光っていますね。

 ウチは、伝統的に高校生を獲得し育てて使っていき、その中で、思ったように伸びなかったポジションのところに大学生・社会人から選手を補強するというチームの基本的な考えがあります。2017年は中村奨成、2018年は小園海斗と、基本通りに高校生を1位指名。2019年は、佐々木朗希、奥川恭伸の両投手がいましたが、即戦力投手が欲しいということで大学生の森下暢仁。2020年も同じく即戦力投手が補強ポイントだったので、一番評価していた社会人の栗林良吏です。4年目の中村、3年目の小園も成長していますし、2年目の森下も順調。今年の栗林も期待以上の活躍をしてくれています。

――昨年のドラフトで超目玉と注目された早川隆久投手(楽天)、佐藤輝明選手(阪神)ではなく、栗林投手を1位指名した理由は?

 早川投手も佐藤選手も抜群に良かった。でも、栗林も抜群に良いです。何より、即戦力で使えると思いましたし、ウチに一番合うと思いました。キャンプを見て佐々岡(真司)監督が抑えで使うと判断したんですが、適任でした。もともと先発完投型の投手が、1イニングを抑えればいいから気持ちも楽なんでしょう。社会人のときより、さらに速い150キロ前後を投げています。

――2位指名の森浦大輔投手も、3位指名の大道温貴投手も活躍しています。

 昨年のドラフトで獲得した投手は、みんないいですよ。森浦、大道もいいですが、4位の小林樹斗もいい。投げ方がいいし、ハートも強い。高卒ですが、順調にいけば、後半戦(一軍の試合に)出てくるかもしれません。
予想通りと、予想以上のルーキーたち

――今年は、新人の活躍が目立っています。早川投手や鈴木昭汰投手(千葉ロッテ)、伊藤将司投手(阪神)など、他球団の投手たちの活躍をどう見ていますか?

 早川投手は、スピード、球のキレ、コントロール、変化球、駆け引きなどから、10~15勝はできるという評価はしていたので、予想通りですね。今後、打たれたり、勝てなかったりするときもくるでしょうけど、精神的にも強いし、這い上がってくるでしょう。

 鈴木投手は、パ・リーグには左打者が多いのもあって、それを打ち取れているのが大きいかな。また、大学では自分で8、9回投げないとチームが勝てないというのがありますが、プロでは5回100球を投げて抑えたら勝てることもある。そういう点も結果につながっているのかなと思います。

 伊藤投手は、正直、ここまでやるとは思っていませんでした。どちらかといったら中継ぎタイプかなと見ていましたが、抜いたような球を投げるなど、ピッチングのうまさがあるのでしょう。

――新人王候補という中では、2年目の宮城大弥投手(オリックス)が活躍しています。

 宮城投手は高校のときから良かったですね。リーグが違うので、プロ入り後はあまり見ていないですが、体が大きくない中で、故障せずに頑張っているなと思います。

――同じ2年目では佐々木朗希投手(千葉ロッテ)も一軍で投げ始めました。

 先発した試合をテレビで見たのですが、フォームが小さくなってこじんまりしたというか、スケールが小さくなりましたね。高校のときの方がずっと魅力があった。やはり、プロではちょっと甘く入ると打たれるからコントロールを気にしているのでしょう。

――野手では、阪神の佐藤選手がここまで16本塁打、44打点と新人とは思えぬ活躍を見せています。
 佐藤選手はやると思っていました。一番いいのは、腰が引けないこと。左投手に対してもそう。タイミングの取り方もうまくて、ずらされてもフルスイングできるし、片手一本でもポイントが良かったら芯に当ててホームランにできる。パワーもスイングスピードもある。打てなくても、しゅんとなることもないし、欠点がないです。スランプもないと思いますね。

――ほかにも牧秀悟選手(横浜DeNA)や中野拓夢選手(阪神)、元山飛優選手(東京ヤクルト)、若林楽人選手(埼玉西武)らも1年目から活躍しています。

 牧選手も球を怖がらないし、軸がぶれないから広角に打てますね。佐野恵太選手(横浜DeNA)の腰が引けないバッティングを近くで見ているからいいんじゃないのかな。中野選手や元山選手は、守れるのである程度はやると思っていましたが、ちょうどショートが空いていて試合に出るチャンスがあったという巡り合わせも良かった。若林選手は、いいとは思っていましたが、あそこまでやるとは。軸がぶれないのがいいんですね。

苑田スカウト直伝、新人でも活躍できる法則



――長年見ている中で、プロ入り早々に活躍できる投手の法則のようなものはありますか?

 一番は体でしょう。1年間戦い抜ける体の強さがあること、バランス良く投げて故障しないこと。そういう投手がやはり1年目から活躍できるでしょうね。二つ目に、きつい練習にもついてこられる選手。きつい練習に耐えられない選手は、ちょっとゲームに出続けるとすぐ故障してしまいます。三つ目はメンタルの強さがあること。打たれてしゅんとして下を向いてしまう投手で大成する人はいません。アマチュア時代、コントロールが良くても、プロに入り四隅に投げよう投げようとしてストライクが入らなくなる投手もいますが、そこで自分で考えて修正していける選手はいいですね。

――技術的に、これができているといい、ということはありますか?

 カーブが放れることですね。工藤公康・現福岡ソフトバンク監督や石井一久・現楽天監督がそうでしたが、左投手でカーブが放れれば高卒1年目からでも活躍できます。右投手も同様で、カーブが放れるのは肘の使い方がいいからであり、肩肘も痛めにくい。そういう選手かどうか、見極めるようにしています。

――野手にも1年目から活躍できる法則はありますか?

 守備力があることでしょう。守備が良ければベンチに入れやすいし、使いやすい。守備から使ってそのまま打席が回ってきたら打つことができます。今年1年目から試合に出ている野手陣は、いずれも守れるから試合に出られるのです。

――バッティングで、1年目からここができていると大きい、ということは?

 軸がしっかりしていて、腰が引けないことでしょうね。軸がぶれ、頭が前に突っ込む選手には、投手はインコース高めをどんどん攻めていきます。そうしたら腰が開いてしまって、外にスライダーを放られたら、もう、手も足も出ない。でも、軸がぶれず、どこに投げられても逃げずにファウルにできる打者には、投手の方が怖がって当てたらいかん、となる。そういう選手は、新人であっても1年目からいけます。鈴木誠也、堂林翔太、丸佳浩選手(現巨人)らも、高校生にしてそれができていたので(当時は投手でしたが)野手としていける、と思い指名しましたね。

――ほかにも法則はありますか?

 やはり、その球団の補強ポイントに合っている選手か、ということでしょう。先発が欲しいところに先発投手が、ショートが欲しいところにショートが入れば1年目からでも使ってもらえる。逆に、いくらいい選手であっても、そのポジションに絶対的な選手がいたら試合にはなかなか出られないわけですから。
2021年ドラフトの注目選手は?



――さて、今年もドラフトまであと約4カ月となりました。どんなドラフトになりそうでしょうか。

 今年は、昨年のような超目玉選手はいないので、競合は少なく、1位指名がバラけるドラフトになるのではないでしょうか。

――そんな中、現時点での注目選手を教えてください。

 高校生投手では、152キロの球を低めに投げられて変化球のコントロールもいい森木大智投手(高知高)、小園健太投手(市立和歌山高)、畔柳亨丞投手(中京大中京高)、達孝太投手(天理高)、風間球打投手(ノースアジア大明桜高)らが横一線。大学生・社会人投手では、山下輝投手(法政大)、佐藤隼輔投手(筑波大)、廣畑敦也投手(三菱自動車倉敷オーシャンズ)あたりでしょうか。

――野手はいかがですか?

 高校生で名前を挙げられる選手はまだいないですが、大学生では正木智也選手(慶応大)がいいですね。腰が逃げず、向かっていく打撃がいい。パワーもあります。足と肩というところでは丸山和郁選手(明治大)。打撃も良くなってきました。五十幡亮汰選手(北海道日本ハム)や、並木秀尊選手(東京ヤクルト)が1年目から活躍していますが、丸山選手もその二人と同じように期待できるのではないでしょうか。高校生は夏の大会で、大学生は秋季リーグ戦まで、社会人もこれからの大会で、まだまだ見ていきます。

(企画構成:株式会社スリーライト)
苑田聡彦(そのだ・としひこ)
1945年2月23日生まれ(76歳)、福岡県出身。三池工業高から1964年に広島カープに入団。173センチと小柄ながら、どこでも守れるユーティリティープレーヤーとして活躍。現役14年を終えて引退後はスカウトに転身。主に東日本を担当。江藤智、金本知憲、黒田博樹、永川勝浩ら後の主力選手を数多く入団させた。2006年からスカウト部長に就任し、現在はスカウト統括部長を務める。

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