2019
06/11
火

カープ不動の4番の快音が止まらない。チームは開幕直後から凄まじい上下動を見せたが、鈴木誠也の打撃成績は常に高い数字を維持している。西武戦でやや当たりが止まったかに見えたが、ソフトバンク戦ではきっちりと修正。5月の月間MVP候補に選ばれた主砲のバットは、6月に入っても引き続き好調をキープしている。
鈴木自身は興味を示さないものの、周囲はどうしても三冠王というフィルターを通して見てしまう。今日の日本ハム戦の前の時点で打率(.333)、本塁打(17本)、打点(45)はいずれも2位。カープの主砲は、もはや日本を代表する4番打者へ成長しつつある。
「もちろん自分の成績は良いに越したことはないんですけど、それよりも勝たないとそれも評価されないですし、勝たないと4番打者としても評価されないと思います。なので勝てれば良いですね。自己満足だけはしたくないですし、みんなで勝って喜んでいるほうが一番です」
今季、勝利への執念は走塁にもよく表れている。常に先の塁を狙い、好判断で本塁に突っ込み1点を奪ったこともあった。ここまでの盗塁数「11」はリーグ4位。チーム内に限れば野間峻祥を抑えトップの数字だ。
昨年11月に右足首のボルトを抜く手術をしていることもあり、開幕前は足の状態を不安視する向きもあった。しかし鈴木は、自身の成績で周囲の声を封じてみせた。目指すものはチームの勝利のみ。4連覇と日本一に向け、カープの主砲が迷いなく突き進む。
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