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2019 06/14

広島・第8回 ブラウン監督から新井さんが受けた影響 「もらう」よりも「与える」の方が大事

2006年から指揮をとったブラウン監督(左)。彼との出会いが新井の野球人生に大きく影響を与える【写真は共同】

 打撃のアプローチ以上に影響を受けたのがコミュニケーションだ。ブラウン監督からは、話し合うことの大切さを学んだ。後年、カープへ復帰する際にも生きた。

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彼は就任直後、キャンプ地の宿舎で選手一人ひとりと面談した。この選手はどんなタイプなのか、どんな考えを持っているのか、どんな性格なのか。自ら歩み寄り、積極的に知ろうとした。とても大切なことだ。
 多くの人は、相手を知るより先に自分を知ってもらいたいと思うもの。自分はこうだから、こういう考えだから従えと、一方的に押しつける人がいるが、そういう姿勢だと人はなかなかついてこない。社会生活も同じ。今の時代はその傾向がより強いと感じる。

 謙虚な気持ちで話し合う。そして相手を知る。知れば、相手を尊重できる。尊重することで、お互いに学んでいける。
 同様に「与える」と「もらう」なら、「もらう」よりも「与える」の方が大事だと思う。自分がもらうのではなく、相手に与える。お金ではなく、心や気持ちを相手に与える。無論、見返りを期待してじゃない。そうした姿勢が、お互いの信頼関係につながると思う。
 偉そうに聞こえるかもしれないが、人に対して僕は常に「与える」存在でありたいと思っている。与えることで、実は逆に自分がもらっていることも少なくない。

 例えば、若手選手から「バッティングを教えてください」と頼まれたとする。自分の知識や経験を一生懸命に伝え、その選手が試合で結果を出したら、僕自身が嬉しい。それはつまり、もらっているということだ。若手選手に与えようとした結果、喜びとなって自分に返ってきたわけだ。

 僕の野球人生は山あり谷ありだった。それも高い山と、すごく低い谷。その繰り返し。激動の渦にもまれ、苦しい経験を数多くする中で、自然にそういう風な考えになっていった。自分で言うのはおこがましいが、苦しい思いをすればするほど、自分にはより厳しくなるし、他人には優しくありたいと思う。痛みを知っているからだ。

 格好良く言えば、無償の愛。常にそういう気持ちだ。極端に言えば、自分のことなんてどうでもいい。周りに何と言われようが、自分がもらうよりも与えたい。この先ずっと、そうしていきたいと思っている。

(文:新井貴浩)

※本記事は書籍『ただ、ありがとう 「すべての出会いに感謝します」』(ベースボール・マガジン社)からの転載です。掲載内容は発行日(2019年4月3日)当時のものです。


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