2019
06/29
土

◇セ・リーグ 広島3―13DeNA(2019年6月28日 横浜)

広島・高橋大樹外野手(25)が28日のDeNA戦で7年目にして待望のプロ1号を放った。試合は3―13で大敗し14年に始まった交流戦明け初戦の連勝が5で止まる中、同点の3回に難敵・今永から左翼へ一時勝ち越しのソロアーチを運んだ。
偉大な大先輩も、空の上から喜んだに違いない。プロ初の1番抜てきに「僕が一番ビックリした」と目を丸くしながらも、高橋大が7年目で待望のプロ1号。大敗の中で、明日につながる確かな光をともしてみせた。
「追い込まれていたので、必死に食らいついた。自分のスイングでしっかり捉えることはできたけど、入るとは思いませんでした」
同点で迎えた3回の先頭打者。カウント1―2からの4球目、真ん中高めの148キロ直球を振り抜くと、打球は赤ヘル党で埋まる左翼最前列に着弾した。難敵・今永に見舞った勝ち越し弾に、自軍ベンチは大きく沸いた。
「普通の1番とは違うかもしれない。初球から全部振っていくので。でも、それがやってきたことなので」
全3球をスイングした初回から“らしさ”全開だった。5回の第3打席も11球中7球をファウルし、最後は四球。7回までの21球で実に15球を振った。迎打撃コーチは「アイツが振ることで後ろの打者も感覚をつかめる。チームに勢いをもたらすスイングをしてくれた」と目を細めた。
「忍耐」と書かれた色紙を自室に飾る。新人入寮を控えた13年1月7日、母校・龍谷大平安の大先輩にあたる故衣笠祥雄氏と会食した際、贈られたもの。「プロとして何が大切か…を教えて頂きました」。以来、鉄人の教えを忠実に守り、必死に汗を流してきた。苦節7年目に、衣笠氏がよく解説に訪れた横浜でプロ1号が生まれる縁。高橋大は「見てくれていると思います」とし、夜空を見上げた。
「ストライクを振るのが彼の持ち味。迷いのない、思い切りのいいスイングをしてくれている」。緒方監督は記念すべき1歩を刻んだ高橋大を称えた。鈴木と同期の12年ドラフト1位で、西川とも同学年にあたる次代の中軸候補。25歳の持つ振る力が、チームを再び上昇気流に乗せる。(江尾 卓也)
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