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2019 06/30

広島・セ・パで違いが見える応援歌事情 人気ランキング11万票の熱き思いを分析

 

アンケート結果をもとにした応援歌コラムの執筆を快諾したまでは良かった。だが、後日スポナビ担当者から「14球団で11万を超える投票をいただきました」と聞いたとき、頭がクラクラした。受け止められるのか、その熱き思い? ランキング結果をみながら徒然なるままに書いてみたい。まずはパ・リーグから。

男女別パート応援歌はもっと普及すべき

 12球団で最も好きな応援歌を挙げろと言われれば、僕は埼玉西武の「チャンステーマ4」を挙げる。獅子の誇りを感じさせる壮大なメロディ、男声パートと女声パートが合流し、畳み掛けるサビの力強さ。最高だ。西武ファンも気持ちは同じようで、「チャンステーマ4」はランキングでダントツの支持を集めた。

 なお、プロ野球応援歌の世界に「男女別パート」を導入したのは北海道日本ハムの「チキチキバンバン」が最初である。その偉業をたたえるかのように、「稲葉ジャンプ」で語り継がれる稲葉篤紀の応援歌を僅差で抑え、「チキチキバンバン」が日本ハム応援歌の第1位にランクインした。ファンの支持をみるに、男女別パートの文化はもっと普及してもよいのではないか。

最も覚えることが多い球団は?

 12球団で最も覚えることが多い応援スタイルの球団、それは間違いなくオリックスだろう。過半数超えの支持を得て堂々1位に輝いた吉田正尚の応援歌も「通常バージョン」と「境地バージョン」の2パターンがあり、それぞれ「奇数回」と「偶数回」で歌詞が異なったり、「イントロ」「Aメロ」「サビ」があったりと、凝りに凝っている。

 そんなオリックスの長尺応援歌の数々は、ときに身内からも「やりすぎ」といわれる始末。さらに名物・タオルダンスもあることから、新規ファンは実に忙しい暗記の日々を送ることになる。

最もカロリー消費量が多い球団は?

 覚えることが多いのがオリックスなら、最もカロリー消費量が高いのは千葉ロッテの応援だろう。“体力系”は広島のスクワット応援も有名だが、ロッテの応援はチャンスが続くかぎりジャンプ、ジャンプ、ジャンプ! いつしかロッテファンは「飛ぶフリ」をマスターするというが、真偽の程は定かではない。

 そんなロッテのランキングには、他球団ファンが帰りの京葉線で思わず口ずさむ名曲の数々がずらりと並ぶ。ロッテといえば応援、応援といえばロッテ。そして、ロッテといえば福浦和也。福浦の応援歌が第1位にランクインしたのは歴史の必然だ。

「主力じゃないのにランクイン」の謎

 基本的に「応援歌の人気」は「演奏された回数」に比例する。聞けば聞くほど愛着がわき、選手らの雄姿の記憶もより深く刻まれる。そうなると「好きになるな」というほうが無理である。

 今回のランキングでも、ほとんどの球団で主力選手の応援歌や、長年親しまれるチャンステーマが上位を占めた。ところがそうではないパターンもある。

 たとえば元楽天の枡田慎太郎。ケガなどもあり不動のレギュラーの座はつかむことなく引退したにもかかわらず、その応援歌が第3位にランクインした。これは純粋に楽曲の良さが評価されたのだ。確かに枡田の応援歌はエモーショナルなメロディが実にカッコ良い。

 また、強打者がひしめく西武のランキングでトップ5に食い込んだのがコーディ・ランサムの応援歌だ。歌う者に無用な緊張を強いる高低差激しいメロディーとクセだらけのリズム。発表直後から「中毒性が高い」と話題になったのは記憶にあるが、まさかトップ5に食い込むとは。2014年のみの在籍で、出場はわずか38試合。ランサムは、応援歌のインパクト“のみ”で後世まで語り継がれる稀有な選手となった。



 次はセ・リーグについて。まず全体をみて思うのはセの応援スタイルはパにくらべて保守的であるということ。

 これは観客動員の多さから、老若男女が楽しめる最大公約数的な応援歌がチョイスされるからであろう。「ドン、ドン、ドンドンドン」を基調とした伝統的リズムの応援歌がじつに多い(ちなみにパで最多観客動員数のソフトバンクも、トップ10に入った曲はほぼすべて「ドン、ドン、ドンドンドン」だ)。

 そんな中、中日の第1位に2019年からの新曲「チャンス決めてくれ」がランクインしたことに注目したい。疾走感あふれるリズムと「オイ!」の掛け声で畳み掛けるスタイルは、いかにもパ・リーグ的。この曲が早くも大人気なところをみると、セの多くのファンも伝統の殻をやぶった斬新な応援歌に期待しているということだろう。

セ・リーグは「前奏付き」の応援歌が人気

 そんなセ・リーグで人気のスタイルは「前奏付き応援歌」である。代表的なのは東京ヤクルト第1位の山田哲人や、横浜DeNA第1位の筒香嘉智の応援歌だ。「やまーだてつとっ♪」がクセになる山田。ビジターでも「横浜の空高くホームランかっとばせ」と歌われる筒香。どちらも前奏部分の印象が強い。

 また、同じく前奏付きの井端弘和(中日・2位)、矢野謙次(巨人・2位)の応援歌は移籍と引退を経てもなお上位に食い込んだ。さらに高卒2年目、村上宗隆(ヤクルト)の応援歌は、できたてホヤホヤにもかかわらず第2位にランクイン。こちらも前奏付きだ。

 なお菊池涼介(広島・2位)の応援歌の前奏部分は、廣瀬純(広島・5位)が自身の引退にともなって、本人の希望で菊池に譲渡したもの。ファンのみならず選手たちも前奏に強い愛着があるようで嬉しい。きっと「前奏をつけてもらってこそ一人前」といった意識もあるだろう。


応援歌はツッコミどころも魅力のうち

 応援歌の魅力のひとつはファンによる手作り感だが、手作りであるがゆえ、思わぬツッコミどころが見え隠れするときもある。

 たとえば阪神第2位「チャンス襲来」のタイトルをみて「そもそもチャンスって“襲来”するもの?」と疑問に思ったり。襲来するのはピンチだろう(ただ「チャンスわっしょい」という曲もあるので「チャンス襲来」は「チャンステーマ・襲来」を略しただけかもしれない)。

 またDeNA第2位の「チャンステーマ0」。近年は選手名コールの前に「大きな声で」という合いの手が入るのだが、その発祥はスタンドの応援団が歌詞ボードに注釈として書き記した「(大きな声で)」を、ファンがそのまま歌ったことにあるらしい。なんてかわいいエピソードだろう。

 また今回20位圏外ではあったが西武時代の炭谷銀仁朗の応援歌は「ジャングルを追い詰めろ」という謎の歌詞があることで有名だった。ジャングルを追い詰める……わかるようでサッパリわからない。

応援歌は選手とファンをつなぐ絆

「応援歌? とても気に入ってるよ。ヒーローにはテーマソングがつきものだからね」

 一字一句は忘れたが、かつて「MLB最凶のクレージー」と呼ばれたナイジャー・モーガン(元DeNA)はこんなことをインタビューで語った。日本の応援スタイルを気に入り、「ゴー、ゴー、ゴー!」のリズムに合わせ、ホームベースをバットでコツコツしていた打席でのモーガン。応援歌がファンと選手の心を結んでいることを、あらためて教えてくれた。

 どの応援歌にも愛と夢とロマンがつまっている。きょうも歌おう、声高らかに。

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