2019
07/10
水


セでは巨人のV9(1965~73年)しかないリーグ4連覇が難しいのはよく分か る。勝利と育成の両立が難しいのもよく分かる。大型連敗を抜け出すのだって難しい。 その熱意が広島ベンチから伝わってこないようでは、応援の仕方が分からない。
先発山口の意図がさっぱりである。2軍でも打ち込まれ、鍛え直しは道半ば。持ち前の球威どころか、自信も取り戻してはいないではないか。候補者不在ならまだしも、遠 藤がいた。連敗阻止への選択としては、首をかしげるばかりである。
山口は交流戦終盤、「本来の球ではない」(緒方監督)と4回2失点で降板を命じら
れた。中継ぎ陣をつぎ込み、小園とフランスアが傷ついて逆転負け。そこからの星取り
は1勝13敗1分けである。いまに至る壮大な積み木崩しを経て、この夜は山口が1回
3失点。まるで勝利と育成の共倒れではないか。
連敗は2桁に達しても、まだ借金4。ファンは一戦必勝で声をからしている。それな のに、チームが何を目指して戦っているのかが見えてこない。負けるのも経験、10連 敗も11連敗も一緒...。そんな前半戦の締めくくりでは、何を応援していいのか分から ない。(山本修)

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